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春蘭は、全国に広く分布し、日本を代表する野生ランです。
主に里山や人里に近い山地の雑木林などに自生し、古くより季節の花や祝いの花として親しまれてきました。
葉は細く、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)があります。
地下には数個のバルブが連なり、太い根がたくさん伸びています。
春に緑色の花を1茎に1花、まれに数花を咲かせます。
花後には花茎が伸びて果実がつきます。
堅い果肉の中には、粉のようなタネが無数に入っています。
秋も深まるころには地下に翌年の花芽を抱き、
そのまま寒い冬を落ち葉の中でじっと過ごし、春を待ちます。 |
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