サンカヨウ、メギ科の太く節の太い根茎のある多年草で、本州中部以北、北海道に生えています。亜高山や深山の樹下みられます。
サンカヨウは、夏の気温が余り上がらない場所に自生していて、めったに自生しているところを見ることができない山野草のひとつです。
サンカヨウの茎は、1本立ちで、高さ50~60㎝、茎葉は2~3個です。花は茎頂の花軸上につき散形状で、花弁は6個あって白色、広い卵形で長さ約1㎝です。
名前の由来は、サンカヨウの葉がハス(ハスの葉の漢名が荷葉(かよう)と呼ぶ)の葉に見立てられ、山まハスから山荷葉(さんかよう)となったといわれます。
サンカヨウの果実は、球形の液果で、熟すと黒紫色になり白粉をかぶります。
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