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 ウスバサイシン

ウスバサイシン、花時の葉の輝きは絶品

 ウスバサイシンは、山地の林下に生えるウマノスズクサ科の多年草です。葉は一年草で、茎の先に2個つきます。
 ウスバサイシンの花期は4月~5月で、花は細い柄があり、柄の長さは2㎝~4㎝で、半分土に埋もれた紫褐色のグロテスクな形です。ウスバサイシンの花筒は扁球形であり、やや軟質です。ウスバサイシンの花は、カンアオイとほとんど同じくらい似ています。葉質は薄く、常緑のカンアオイと異なり冬には枯れます。
 ウスバサイシンは、全草に精油を含んでいて、特に根には強い芳香があります。漢方の細辛の原料となり、せき、発汗、胸痛などによく用いて鎮静作用があるといわれます。
 山菜として用いる時は、葉の片面に衣をつけて、天ぷらにします。若い葉は、茹でて冷水にさらししてから、かつお醤油、辛子ドレッシング、マヨネーズなどと食べると、さっぱりとした辛みと香りが良いです。
 
薬  用  利  用 
採取・調整  ウスバサイシンの採取は、7月~9月に行います。全草または根を堀取り、良く土を落として水洗いにします。日陰で太い根が折れる程度に乾燥させます。
 天日乾燥でできたものを生薬では、細辛(さいしん)といいます。根が細く噛むと辛みがあることから名前がきています。
薬 効   咳止め、痰きり、鎮痛、解熱など
 有効成分として根に精油のメチルオイゲノール、サフロール、アルファ・ピネン、シネオールなどの芳香成分を含みます。
 
使用方法   使用方法は、細辛3~5gを500ccの水に入れて煎じます。水が約半分になるまで弱火で煮詰めます。これを口内炎のうがい液や風邪にかかった時の解熱や頭痛、胸痛などの痛み止めに、食間に3回服用します。
 また、新鮮な葉3~5枚を同様に煎じて、うがいをすると口臭を消すことができます。
 
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