カタクリは、雪解けとともに芽を出し、この花が咲き出すと春がきたという感じが深くします。カタクリは、地中の深い所に鱗茎のある多年草です。
カタクリは、可憐で美しいばかりではなく、甘みがあって美味しい山菜です。カタクリの花被片は紅紫色の披針形で長さが5~6センチあり、強くそりかえる性質があります。
カタクリは、古名を「堅香子(かたかご)」と呼んでいました。堅香子とは、カタクリが種から発芽して花を付けるまで、約8年必要で、毎年少しずつ葉が1枚だけ大きくなり、葉に鹿の子模様があることから、片葉の鹿の子「片葉の鹿の子」が転訛して、堅香子(かたかご)となったといわれます。また、カタクリの果実は、栗のイガに入っている数個の栗の実のひとつに似ていることから「片栗」の名になったともいわれます。
かっては、鱗茎から澱粉がとられ「片栗粉」として用いられていました。片栗粉の葛湯は、滋養に効果があるとされ病後に用いられます。 |
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薬 用 利 用 |
採取・調整 |
5月~6月に鱗茎を掘り取り、外皮を除いて砕き、すり鉢でさらにこまかく砕いて水を加え、木綿袋でこして、白く濁った水をそのまま放置します。デンプンが下に沈んだら、上の澄んだ水を捨てます。この作業を数回繰り返してから、デンプンを乾燥させます。これが良質なカタクリデンプン(片栗粉)になります。
現在の片栗粉は、ジャガイモから採ったデンプンです。 |
薬 効 |
すり傷、できもの、湿疹、風邪・下痢・腹痛の後の滋養 |
使用方法 |
使用方法は、外用のすり傷、できもの、湿疹にはデンプンを患部にふりかけます。
風邪、下痢、腹痛の後の滋養には、カタクリデンプンと砂糖に水を加え、良くこね、熱湯を入れて、くず湯にします。 |
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※ お届けは4月中旬以降となります |
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白花カタクリ |
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カタクリの開花 |
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カタクリの蕾 |
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カタクリの群生 |
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カタクリとすみれ |
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