エゾエンゴサクは、ケシ科の山地に生える多年草で、湿り気のある場所を好みます。花は4月~5月頃に咲き、長さ1.5~2.5㎝で小さく先端は唇状です。地中には、茶色の鱗片に包まれた1.5~2㎝の丸い塊茎があります。
エゾエンゴサクは、コバルトブルーの美しい花が咲きますが、花や茎は柔らかくひ弱なため、採取には注意が必要です。地中の塊茎から茎を直立させ、15~20㎝内外の草丈になります。エゾエンゴサクは、4~6月頃、茎先に総状花序をつくり、長さ1.5~2.5㎝内外の青紫色の筒形唇弁花を10~20個つけます。
春の開花期に地上部の全草を採取して軽く茹でて、おひたし、白和え、ごまあえ、酢の物や薄くころもをつけて天ぷらにできます。 |
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