イタドリは春、タケノコに形が似た新芽をあちらこちらに出します。茎は緑かやや赤み帯び、中空で節があります。イタドリは、春一番に生長を始め、あっとという間に人の背丈ほどになります。
イタドリは、すり傷や切り傷の痛みをとる効果があるといわれ、それが転じて「痛取り(いたどり)」と名づけられたといわれます。
イタドリはスイバに似て、かじるとさわやかな酸味が口いっぱいに広がり、すっきりします。このため、地方によってはスカンポと呼ぶ所があります。
イタドリは、葉が開いていない太い若芽を食べます。イタドリの若芽は、水気が多く、酸っぱく、山歩きなどで疲れたときに、折とって口の中を快くするのにはもってこいのものです。
イタドリは塩漬けにすれば保存できます。 |
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薬 用 利 用 |
採取・調整 |
秋から冬にかけて、地上部が枯れた頃に根茎を堀採ります。根茎を洗い5~10㎝に切り、風通しの良い場所で天日乾燥させます。
天日乾燥でできたものを生薬では、虎杖(こじょう)、虎杖根(こじょうこん)といいます。 |
薬 効 |
緩下薬、利尿薬、通経薬として便秘、下痢、膀胱炎、膀胱結石、月経不順、閉経などに用います。 |
使用方法 |
使用方法は、天日乾燥させたものを8~10gを500ccの水に入れて煎じます。水が約半分になるまで弱火で煮詰めます。これを1日に用いる量として、食間に3回服用します。 |
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イタドリ |
※ お届けは4月下旬以降となります |
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1.イタドリの炒め物
イタドリの皮をむいて熱湯で茹でます。茹で上がったら冷水にさらします。よく絞って水気を除き、食べやすい長さに切って、油をひいた鍋で炒めます。醤油、酒、みりんで味をととのえていただきます。
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2.イタドリの煮物
イタドリの皮をむいて茹で終わったイタドリを、よく絞って水気を取り除き、食べやすい長さに切ります。油を少しひいた鍋でかるく炒め、醤油、酒、みりんで味をつけ煮込みます。
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3.イタドリのその他り食べ方
イタドリの若芽の皮をむいて、板ずりしてから、色よく茹でて酢の物、和え物。ピクルスやサラダなどに加えても面白いです。
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