ダイモンジソウは、低山から高山帯までの谷川の流水際の岩上や湿った岸壁、崖地などに生える多年草です。葉がフキに似て、渓流で水しぶきがかかるような岩場にへばりつくように生えている様子から「イワブキ」とも呼ばれています。
葉は根元から出る根生葉で、長い柄があり、円形で粗い切り込みがあり、全体に毛がありみずみずしいです。葉の裏側は白色か紫色をしています。
花は夏から秋に、花茎を30㎝ほど伸ばして円錐状に白い花をまばらにつけます。
ダイモンジソウの和名は大文字草で、秋に咲く花の形が「大」の字に似ているのが由来です。
ダイモンジソウの葉は、アクが少なく美味しい山菜です。葉を良く洗い、水気を取り、そのまま片面に衣をつけて天ぷらにします。 |
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