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坪池ページの写真(プロカメラマン ⓒ津田孝二) |
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坪池兵一は、植酸有機無農薬栽培研究会 庄内支部の代表世話人である。
植物が生成する有機酸のうち、根から分泌される14種の有機酸の力で土壌を健全に保ち、化学肥料を用いず海藻や貝殻などを施して植物の根の活力を高め、病害虫に強い作物を育てるという植酸有機無農薬農法。
植酸有機農法に取り組んで30数年という坪池が、特にこだわるのが水田でのズイキ芋(カラトリ芋)の栽培である。カラトリ芋栽培が、きびしい作業が伴う水田栽培から畑栽培に移った今も、水田栽培でのキメが細かくねっとり感が強い、美味しい芋を育てるのため、あえて過酷な水田を続けている。
ズイキ芋は、「カラトリ」「ジキイモ」とも呼ばれるサトイモ一種で、根の周りにできるサトイモと同じ子芋と親根を食べ、茎は乾燥させ「芋ガラ」とする。庄内では、最上川を堺に南部では茎が赤い「赤ズイキ」を、北部では茎が緑の「青ズイキ」が栽培されている。
坪池の植酸有機無農薬農法の「ズイキ芋」の虜は年々増え、地元 人気イタリアンリストラン アル・ケッチャーノの奥田シェフを筆頭に、大手百貨店、自然食料品店などの人気商品のひとつとなっている。 |
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