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あざみ(薊)は、キク科アザミ属の多年草の総称で、日本に約60種生えています。自然交雑しやすいため、品種の特定が困難な場合が多い。
あざみのどの種類も根や葉を利用でき、場所と時期でアクも味も変わります。安心して食卓に並べられる山菜のひとつです。しかも、薬効も多く、中国ではノアザミを大薊(たいけい)と呼んで、盛んに薬用にしている。
お土産物として各地で売られているヤマゴボウの多くは、モリアザミの根が使われていることが多いようである。
あざみの葉は茹でて皮をむき、天ぷら、和え物、炒め物、煮物に用います。根はよく洗って、そのままキンピラや漬物として使います。
庄内では、アザミの棘が柔らかく気にならないアザミを「女アザミ」と呼び、小さく刻み汁の具の離すと淡泊な味が何とも言えません。粕汁にしても良いです。 |
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薬 用 利 用 |
採取・調整 |
花の時期の夏から秋に採取し、天日で乾燥させます。採取した根は、水洗い後天日乾燥します。
天日乾燥でできたものを生薬では、薊(けい)といいます。 |
薬 効 |
利尿、解毒、止血、月経不順、子宮筋腫、尿血、健胃など |
使用方法 |
使用方法は、天日乾燥させた葉20~30gを400ccの水に入れて煎じます。水が約半分になるまで弱火で煮詰めます。これを1日に用いる量として、食前に3回服用します。
出血、吐血や健胃薬としては、根15gを葉と同様に用います。根の中には、血圧降下を持続的に作用する物質が含まれているといわれています。 |
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あざみ |
※ お届けは4月下旬以降となります |
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あざみの生育風景 |
あざみの若芽 |
あざみの採取 |
あざみの根の漬物 |
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あざみは春に、芽生えたばかりの若芽を摘みます。天ぷら汁の具とします。また、ゆがいて水にさらし、おひたし、和え物、酢の物にしてもよいし、サラダとして食べてもうまい。バターや油で炒めても美味しいです。
モリアザミが咲き始めたら、なるべく早い内に根を堀り、みそ漬け、粕漬けやしょう油漬けで食べます。特にモリアザミの根のみそ漬けは山牛蒡の名で売られています。 |
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採取時期
山菜名\月 |
3 月 |
4 月 |
5 月 |
6 月 |
7 月 |
あざみ |
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あざみの茎 |
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