有機無農薬合鴨農法とは、水田に合鴨を放すことにより、水田の生態系を保ちながら無農薬栽培する農法をいい、1980年代に実用的な技術が確立されました。
この農法は、合鴨を水田で放し飼いすることにより、合鴨が雑草や害虫を食べてくれるため、田植え後のしばらく間、除草、害虫防除を行う必要がなくなります。また、合鴨の排泄物が稲の養分となることから、化学肥料、農薬を使用せずに稲の栽培ができます。鴨の排泄物は、稲の味に影響がある時期に発酵して、食味向上わ高めると言われています。さらに、合鴨が泳ぐことにより水田の土が撹拌され根を刺激し、酸素や養分の吸収が良くなるなど、稲穂の成長が促進される効果があります。 |